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歳を重ねるということ・・

中村紘子さん、80年代に録音されたショパンのワルツ集。

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日曜日のこと、
紘子さんが弾く、わたしの大好きな「告別」をラジオで偶然聴いて
昼間からジーンとしてしまい、即買い。
恥ずかしながら紘子さんのワルツは持ってなかったです。。

なにもしていないのに・・ただなぞるだけで
ここまで官能的で美しい音になるのねぇと。
(それがショパンだとも言えるけれども)
一瞬にして別世界に連れていかれました。

ショパンのワルツは、彼が公開を拒んだほど
心にしまっておきたかった想いががベースになっている作品が多いので
余計に「素のまま」の音が聴けるのかもしれません。
だから、なぞるだけで美しい。

そして、その「なぞり方」が、紘子さんは秀逸。



音楽の世界に限らず・・近年、思うのです。
テクニックは、あって然るべきものだけれど
目の前にあるものを丁寧になぞり、堪能出来る感性、
そしてそれをひとに伝える才能こそが、一番じゃないのかと。
これは技巧的であればあるほど、かけ離れてしまうもの。
歳を重ねることでしか出来ない、心のままの表現。

こんな風に音を奏でられるのなら
歳を重ねるのも悪くないのかもしれません。
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