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「私は、マリア・カラス」

私は、マリア・カラス」、観てきました。

初公開の自叙伝を加えて編集されたドキュメンタリー。
過去のフィルムをふんだんに使い、
彼女の魅力を余すところなく伝える内容でした。
映像を伴った歌声がたくさん聴けて
まるでコンサート行ったくらいの充実感。
(しかもたったの¥1800で・・。)

ただ、ちょっときれいすぎたかなぁ。
たぶんその人生を知ったうえで観ることが前提なんでしょうけど。
もっと通奏低音的に悲しみが漂っているものだと
勝手に想像しすぎてたせいか・・・すこし残念でした。


それにしてもほんとうに・・・
歌に魂を売ってしまったというのは、彼女のことをいうのでしょうね。
辛い人生や苦しい恋があの声を作り上げたのだとおもうと
たまらない気持ちになります。

人と違いすぎる個性や生き方、道ならぬ恋が、
表現におけるエッセンスになってしまうなんて、なんて皮肉なこと。
自分の身を削って、そうして音楽に魂を売って
その代償として得られる崇高な芸術。
果たしてその人生は、本人にとって幸せだったのか、否か。

もしも痛みや苦しみが、芸術という形に昇華することで、
人生がOKになるのなら、たぶんそれも幸せのかたち。
周りのひとは勝手に悲劇だったと言うけれど
カラスの人生はきっと、幸せだったのかもしれないです。
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