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灰谷さんの遺作

一昨年に亡くなった灰谷健次郎さんの最後の単行本を
この前、初めて読みました。
旅行中に立ち寄った本屋さんで偶然見つけたんだけど
もう新刊が出ることはないんだろうと思ってたので嬉しかった。
未完のままの遺作 『天の瞳』 の最終話も入ってます。

『天の瞳』はかなりの長編で、もっともっと続きそうなのに
今回は96ページ目、文の途中でぷっつりと切れてる。
どれほど伝え遺したい想いがあったのか・・
次から次へと、書き切れない想いが本から溢れ出ているようでした。


灰谷さんは、人が生きていく上で絶対に失くしてはならない
“心の在りよう”について、ずーっと追究し、社会に向けて
そのことを問いかけてきた人です。
大切なものを失くさないために、抵抗の精神を持ちましょう、と。
その精神が人間の美しさに繋がるんだと。
(『抵抗の精神』というのは、灰谷さんの
ほとんどの作品を通して貫かれている、深いテーマです)

それから灰谷さんは、「学ぶことは変わること」
という言葉も繰り返し言いました。
何かを学んだつもりでも、そのことによって自分が変わらなければ、
本当に学んだことにはなりません。厳しい言葉です。


しばらくは、灰谷さんの昔の作品を読んで過ごす日が続きそうです
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